PC-8801版悪女伝説II/解析攻略チャート&魔改造

このページは一応18禁ソフトのお話なので、18歳未満の方は
イーブイのたまご3,000個孵化させてほのおのいしで進化させる仕事にお戻りください。


悪女伝説IIを科学的に解析しました。
これまたメインはベーシックで組まれているため、解析は簡単にできます。
昔のテキストファイル漁ったらあったんで、公開しておきます。
解析自体は数年前にやったものですが、改造はこれ書いた日に勢いで作りました。

なお、数年前に作ったものを掘り返しただけなので、
間違っている部分があるかもしれませんが、
そんな箇所は生温かい目をしながらスルーするのも優しさだと思いますキリッ


◆お手軽攻略
とにかく手っ取り早く攻略したい人は、以下の順でコマンドを入力して下さい。

シーン1   2,2,2→1,1→3,3,3→1,1 → 2 → 1
シーン2   1,2,4→1,2,1,1→1,2,1→1,2,3→1,2,1→2→1
シーン3   ブラックジャックに勝つ
シーン4   1→1→1→3
シーン5   1→1→1→3→3→1→2
シーン6   1,1→1,7→2,1→2,4→3,2→4,1→2→2→2→2
シーン7~9 好きなコマンドを選択
シーン10   1→2
シーン11   1,2→1,2→1,2→2,1→2,2→3→1,1→1,3→1,3→3



◆魔改造
下半身丸出しでプレイして、ブラックジャックで負けた人m9(^Д^)プギャー
と、言うわけで負けると悲しい思いをする、あのブラックジャックをスキップする改造をしてみたほい。
とはいえ、エミュレータでプレイする場合、ステートセーブでどうとでもなるので
今更感が強いんですが、せっかくだから書いときます。

なお、パッチとかありません、漢は黙って実機で改造かな?と。
単に作るのめんどかっただけなんですが、
実機でもできる方法なのでレトロPC的にはこのやり方が最適かな、と思います。

※警告! ディスクを直接書き換えます、必ずバックアップしてから行ってください。
またロット違いにより成功しない可能性もあります。
実ディスクやディスクイメージが破損しても、一切の責任は負いかねます。
自己責任という言葉が大好きな方向けの内容です。

1.ディスクBのライトプロテクトを解除しておく。
2.ディスクベーシックを起動させ、ディスクBをドライブ1に入れる。
3.やらなくてもいいけど、保険としてCLEAR ,&HBFFF[CR]を実行。
3.MON[CR]でモニターに入る。
4.Ctrl+Rを押す。
5.続いて1,0,27,9,C000,C0FFと入力。
6.画面に「>^r1,0,27,9,c000,c0ff」と表示されていたらリターンキーを押す。
7.EC0C1[CR]でダンプを表示、以下を書き換えます。

C0C0 98 1B CB E6 D9 40 BA 40 DC...←書き換え前
C0C0 98 24 CB E9 C8 30 BA 40 DC...←書き換え後

※数値が異なる場合は、少なくともこの方法では改造できないものと考えてください。

8.書き換えたらESCキーかCtrl+Cでダンプを終了します。
9.Ctrl+Wを押す。
10.1,0,27,9,C000,C0FFと入力。
11.画面に「>^w1,0,27,9,c000,c0ff」と表示されている事を確認して、リターンキーを押す。

以上、終了です。
念のためディスクBのライトプロテクトを書込禁止に戻しておいてください。
普通にプレイを進め、ブラックジャックのシーンがスキップしたら成功です。

ちなみに改造内容は、ブラックジャック起動のRUN "GAME"を、
ブラックジャック後のシーンであるRUN "PART2に書き換えただけです。

c000,c0cfでよさげな気もするが、
セクター単位で書き込まないと落ち着かないからこれでいっか。
ヽ(゚∀゚ )ノワーイワーイワーイヽ( ゚∀゚)ノ


プランBとして、なんらかのバイナリダンプできるソフトでディスクイメージを読み込み、

1B CB E6 D9 40」で検索し、該当箇所を
24 CB E9 C8 30」に書き換えても改造できます。



より詳しい攻略方法が知りたい人は以下を読んで下さい。
プログラムを解析した結果です。
ただし、一部動作原理が分かるとものすごく萎える可能性があります。

◆シーン1
3つのコマンドが出ます。
好感度的なポイントが内部数値にあり、数値が一定回数コマンドを選択するとゲームオーバーになります。
各コマンドの反応は次の通りです。

1:話かける → +1
2:周り見る → 3回選択すれば次に進む
3:いきなりさわる → +2

※ポイントの数値が6以上になるとゲームオーバーになります。

ハンカチ発見後の最初のコマンド選択では、「1:ハンカチ拾う」を選択します。
「2:ハンカチ踏みつける」ではゲームオーバーとなり、
「3:女の子にさわる」を3回選択するとゲームオーバーになります。

拾った後は、「1:ハンカチ渡す」を選択して下さい。
「2:ハンカチで女の子を縛る」を選択すると、ゲームオーバーになります。

ハンカチを渡した後は、会話のコマンドになります。
コマンド選択によって、ポイントが変化していきます。
なお、各コマンドの反応は以下の通りです。

1:話かける → 次のコマンド参照
2:さわる → ポイントが4以上で次に進みます。
        また、ポイントが-5の時に選択するとゲームオーバーになります。
3:ほめる → 3回まで選択でき、ポイントが+1になります。

※さわるを選択した時のみゲームオーバー判定があります。
また処理にバグがあり、-5を下回っていた場合にはゲームオーバーになりません。

1:名前 → 1回だけ選択でき、+1になります。
2:年 → ポイントが3以上で選択すると+1になります。
3:その他 → 次のコマンド参照

1:学校 → 4回まで選択でき、+1になります。
5回以上選択しても、ポイントはマイナスされません。
2:住所 → ポイントが2以下で1回だけ選択でき、+1されます。
3:趣味 → 学校を選択した場合と同じ結果になります。

※上記条件以外で選択した場合は、ポイントが-1になります。

結局の所、年を聞く事ができた段階で次に進むための条件が揃う事になります。
手っ取り早く次に進みたい場合は、下の通りに選択して下さい。

ほめる×3→名前→さわる

次のコマンドで「1:喫茶店に誘う」を選択すれば、次のシーンに進む事ができます。
「2:このまま話し続ける」を選択した場合は、さっきの会話を継続する事になります。



◆シーン2
コマンドによって、ポイントが変化します。
最初のコマンドにある「1:話する」で話をして下さい。
「2:さわる」を選択した時、ポイントが8になれば次に進みます。
またポイントが-5を下回った場合はゲームオーバーとなります。
これ以外の場合、ポイントは-1になります。

なお会話時における各コマンドで、プラスになる選択は以下の通りです。

1:おしゃれ
  1:ヘアスタイル → 2:もう少しおしゃれした方が
              2:セミロング

  2:服 → 2:タケシテ通り(「3:んなもん分かるか!」を選択すると-2)
        1:GALS

  3:アクセサリ その他 → 2:ウイーク デイズ(「3:シェイクス」を選択すると-2)
                 2:つけてない
                 2:サングラス(「3:ステンドグラス」を選択すると-2)

2:芸能 音楽 → 1:ポップス or 2:ロック(「3:ヘビーメタル」は-2、「4:クラシック」では+2)
           1:聴く(±0、「2:聴かない」を選択すると-2)
           1:乗りのいいシロイ タカコ(「2:暗いナカジ マミ」を選択すると-2)
           1:好き(+2、「2:嫌い」を選択すると-2)
           3:ライネンズ(+2)
           1:やる(+2、「2:やらない」を選択すると-2)

※上記以外のコマンドを選択すると-1になります。
※話題がなくなってもマイナスにはされませんが、
上記会話コマンドを全て選択した場合、時間切れとなりゲームオーバーになります。
ただし、おしゃれ→服はチェックされていません。

うまくいけば、次の選択が出ます。
「1:ホテルに誘う」を選択すれば次のシーンへ、
「2:このまま話し続ける」を選択すれば、先ほどの会話に戻ります。



◆シーン3(ブラックジャック)
その当時、実機でプレイされた方は嫌な思い出しかないかもしれないブラックジャック。
結局のところ運ゲーであり、単にうっとうしいだけのミニゲームですが、
スキップできる裏技があるかと思いきや、なんにもありませんでした。

従って、根性で勝ち進んで下さい。
エミュレータであれば、セーブ機能で難なく勝てると思います。

ちなみに相手の思考は、手持ちのカードの合計で決まっています。

21 :やめる
16以上:1/5の確率でやめます(乱数0~4の内2になった時)
14以上:1/4の確率でやめます(乱数0~3の内2になった時)

なお、エミュレータでプレイし、勝負がついて「HIT ANY KEY」と表示されている時にセーブし、
次の勝負で負けが確定しているような場合は、
ロード後少し待ってから次の勝負を開始すると配られるカードが変化しています。



◆シーン4
ポイントによって、会話の内容が変化します。
コマンドに対する反応は以下のとおりです。

1:「かわいいよ。」 → ポイントが2以下であれば+1になります。
2:「怖くなんかないよ。」 → ポイントが2以上であれば+1になります。
3:「脱いでみようか?」 → ポイントが3以上であれば次のシーンに進みます。

※これ以外の状態で選択するとポイントは-1にされます。

会話選択後、ポイントが-3を下回るとゲームオーバーになります。



◆シーン5
ポイントで会話が変化します。
コマンドに対する反応は以下のとおりです。

1:「かわいいよ。」 → ポイントが2以下の時、+1になります。
2:「すてきだね。」 → ポイントが0以下か2の時、+1になります。
3:「セクシーだね。」 → ポイントが2以上の時、+1になります。

会話選択後、ポイントが5以上で次に進みます。
またポイントが-3を下回るとゲームオーバーとなります。

次も同じようにコマンドを選択していきます。
「1:シャワーを勧める」を選択すれば次の選択になります。
「2:最後まで脱がす」を選択するとゲームオーバーになります。
「3:話 続ける」で先ほどの会話に戻ります。

次の選択では、「2:ここで待ってるから」を選ぶ事で次のシーンに進めます。
それ以外の選択は、全てゲームオーバーになります。



◆シーン6
10回までコマンド選択ができます。
以下の場所を調べる事でアイテムを見つける事ができ、
取った後“つける”か“飲む”で使用する事ができます。

(1)冷蔵庫 → スポーツドリンク : グッドエンドに必要
(2)ゴミ箱 → コンドーム : 使用しないのと同じ扱いになります
(5)ラック → スポーツドリンク : ゲームオーバーになります。
(7)マット → コンドーム : グッドエンドに必要

10回コマンド選択後、次のシーンに進みます。



◆シーン7~9
(注:この辺りからコマンド名が露骨になってくるので自主規制のためコマンドは数値のみで記載)

実はこのシーン、ゲームオーバーがあります。
あるんですが、ゲームオーバーになった例は恐らくないかと思います。

このシーンでは、選択の結果ポイントを一定まであげると次のシーンになります。
ポイントが一定数以上になれば次のシーン、-5を下回ればゲームオーバーです。
実はどのコマンドを選択しても、実際にはランダムな10通りの反応を返してくるだけです。
それどころか、コマンドでは1~3を選択するようになっていますが、
実際には押されているキーは一切チェックしていません。

これだけを見ると完全な運任せのようですが、実際のところはランダムシードを一切変更していない、
所謂RANDOMIZE VAL(RIGHT$(TIME$,2))のような処理がありませんし、
コマンド選択の度に1回乱数を得るようになっているため、
常に決まったパターンとなり適当に押していれば先に進めます。
要するに、どれを選んでも、どのキーを押しても(一部キーを除く)同じ結果になります。
1~3で雰囲気を楽しむのもよし、
スペースキーやリターンキーを連打するマグロプレイも一つの選択肢です。

ちなみにプラスになる反応は6通り、マイナスは4通りです。
(どれがプラスでどれがマイナスから、文体を見ればすぐに分かると思います。)

なお、クリアに必要なポイントは以下の通り。

シーン7:5回
シーン8:7回
シーン9:8回

先のシーンになればなるほど難易度が上がる、という話ですが、
結局のところマグロ状態でもクリア可能です。
ゲーム性皆無ですが、この妙な仕様が結果として面白く作用していると思います。



◆シーン10
最初のコマンド選択では、1を選択します。
2を選択するとゲームオーバーになります。

また次のコマンドでは、2を選択すると次のシーンに進みます。
1を選択した場合、スポーツドリンクを飲んでいない場合は4回、
飲んだ場合は8回目にゲームオーバーとなります。
それまでに、2を選択して下さい。



◆シーン11
最終ステージでは、ポイントが10になるとエンディング、
-5を下回るとゲームオーバーとなります。
またシーン7~9とは違い、各コマンドの変化は固定されています。
コマンドによるポイントの増減は、下記の表をご覧下さい。
なお、ポイントの初期値は0です。

1選択時:
 1:ポイントが2、又は5・6の時+1
 2:ポイントが2以下の時+1
 3:ポイント7・8の時+1

2選択時:
 1:ポイントが3か7の時+1
 2:ポイントが4・5の時+1
 3:ポイントが5の時+1、9以上でクリア

3選択時:ポイントが5の時+1、9以上でクリア

※上記以外では-1になります。

上の表から考えられる、クリア可能なコマンドの組み合わせは以下の通り。

1回目:1→2
2回目:1→2
3回目:1→1 / 1→2
4回目:2→1
5回目:2→2
6回目:1→1 / 2→2 / 2→3 / 3
7回目:1→1
8回目:1→3
9回目:1→3
10回目:2→3 / 3



◆エンディング
冷蔵庫にあるスポーツドリンクを飲んでいない場合、ここでゲームオーバーとなります。
また、マット下のコンドームをつけていない場合はバッドエンドとなります。
(ゴミ箱のコンドームも同様にバッドエンドとなります。)

なおグッドエンドの時、最終画面で
「P」と「C」のキーを同時に押すと、隠しCGが表示されます。


Written by えとかみ(etokami)